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経営システム学科

経営システム学科

 経営のグローバル化、技術革新、IT化の進展、規制緩和、地球環境との共生など、企業を取り巻く環境は21世紀に入り、ますます急速に変化している。こうした環境の中で、企業が競争に勝ち抜き、その存続・成長の基礎を確立するには、差異化を積極的に創造する必要があり、それを生み出す条件として、専門化された知識やスキルがますます重要になっている。経営システム学科では、こうした企業経営に求められる知的能力を身につけた人材を育成するため、経営学・会計学・商学分野の専門基礎科目を「学科基礎科目」とするとともに、さらに専門分野の研究と卒業後の進路選択を支援するため、「企業・社会履修モデル」「組織・戦略履修モデル」「会計履修モデル」の3つの履修モデルを設け、体系立ったカリキュラムを編成する。本学科はこうした教育内容を通じて、現在の知識社会に様々な貢献のできる人材を育てることを目標としている。

(1) 企業・社会履修モデル
 企業・社会履修モデルでは、企業経営を研究する経営学を中核的な学問として据えたうえで、企業がその規模の拡大とともに社会に対する影響力を増大していることを踏まえ、企業の活動を広く社会との関わりの中で学ぶことを目的としている。現在、企業は顧客、株主、従業員といった直接的なステイクホルダーに対する責任はもとより、文化・芸術活動や地域に対する貢献も問われるようになってきている。また、社会に甚大な損害をもたらす事故や不祥事を防止するために、コンプライアンスやリスクの管理が重要な経営課題となっており、さらに地球温暖化や高齢者雇用など環境や社会の問題に対する個々の企業の積極的な取組みも要請されている。本履修モデルでは、経営学の原理や歴史の学習によって得られる企業や経営についての本質的理解を踏まえ、こうした経営の問題を単に企業内部の問題として捉えるだけではなく、それを取り巻く社会や環境にまで視野を広げて学び、経営の現代的な課題を多様な角度からアプローチし、解決できるようにカリキュラムを設計している。

(2) 組織・戦略履修モデル
 経営のグローバル化、技術革新、IT化の進展、労働力の多様化など、現代のビジネスには様々な要素が絡み合っている。このように複雑なビジネス環境においては、現実を的確に捉え、分析するための確固たる視点が必要となる。組織・戦略履修モデルでは「組織」と「戦略」という2つの視点をもってビジネス環境を捉え、現実のビジネスで活躍する人材を育成する。「組織」の視点とは、文字通りビジネスを運営する組織体に注目するものである。また、「戦略」の視点とは、消費者や競争企業の動向を視野にいれながら、ビジネスを論理的、分析的に捉えていくものである。組織を適切に管理・運営しつつ、複雑なビジネス環境に戦略的に適応する、という視点をもつことは、現代のビジネスにとって不可欠である。本コースの講義科目は、「組織」と「戦略」に関する多様な科目を配置する。具体的には、トップマネジメントの戦略策定やマーケティング戦略、組織や生産、流通システムや消費者行動の分析などがあり、ビジネスに関わる主要領域をすべてカバーしている。また、演習、個別演習では、教員との緊密なコミュニケーションを通して、個々の専門分野について深く追求する。これを通じて、広範囲かつ堅実な経営基礎知識を習得しながら企画・分析能力、問題解決能力、プレゼンテーション能力、情報処理能力を高めることができる。

(3) 会計履修モデル
 近年、経営のグローバル化、IT化の進展、企業の社会的責任(CSR)や環境経営に対する社会の注目など、企業を取り巻く環境が激変している。この企業環境の変化にともなって、会計制度の変革や社会環境会計の普及の動きなど、会計を取り巻く状況も大きく変化している。このような環境変化を受けて、ビジネスの状況を判断する際に不可欠な会計情報を作成・分析・活用できる会計人が今強く求められている。会計は、今や、英語・ITと並んで、企業人が習得すべき必須の知識・能力のひとつであると目されている。本履修モデルでは、このような会計に関する最新の専門知識を身につけ、これからの社会で会計人として活躍できる人材の育成をめざす。具体的には、会計学の基礎である複式簿記の習得からはじまり、経済活動を記録・計算した会計情報を外部のステイクホルダーに報告する仕組みである財務会計と、会計情報を内部の経営管理者に提供する仕組みである管理会計、さらに、会計情報の信頼性を保証する役割を担う会計監査についても履修する。本履修モデルの科目は、無理のない履修が可能となるように、基礎から応用へと段階的な科目編成となっている。