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講演会「日本経済と金融政策」

 2008年5月22日(木)、日本銀行政策委員会審議委員の須田美矢子氏をお迎えし、「日本経済と金融政策」と題した講演会が開催されました。
 まず藤井副学部長による講師紹介があり、ついで一井学長からの挨拶のあと講演が始められました。
 講演では、はじめに金融政策の理念や政策決定の仕組み、金融政策運営の枠組みと波及メカニズム、独立性と説明責任について、経験談を交えながら分かりやすく解説された後、日本銀行が日本経済の現状と先行きをどのように見ているか、今後の政策運営ではどのような点がポイントになるかが説明されました。 次いで、2006年に導入された「新たな金融政策運営の枠組み」に基づいて、日本 銀行が物価の安定をどのように定義しているかが紹介され、中長期的な視野で物 価の安定を理解することが如何に大切であるかが力説されました。 そして最後に金融政策運営の課題として、国民とのコミュニケーションの向上に向けた努力の重要性を強調して講演を終えられました。
 日本銀行の最高意思決定機関である政策委員会のメンバーから最近の日本経済の動向や日本銀行の金融政策運営に関する話が聞ける貴重な機会とあって、会場となった経済学部21番講義室には220名を超える学生・教員が参加し、講演内容のメモをとりながら最後まで熱心に聞き入りました。

須田氏講演風景

須田氏 須田氏講演風景

学長挨拶           講師紹介

学長挨拶 講師紹介

講義風景