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8月2日(木)に開催されたラインハルト・ゼルテン教授の講演会には、 台風5号の接近に伴う悪天候にもかかわらず、会場には千名を越え る聴衆が集まりました。講演に先立ち、一井香川大学長から挨拶があり、 続いて、主催者である株式会社スワニーの三好社長によるゼルテン教授 の紹介及びエスペラントの説明がありました。講演では、演壇奥のスク リーンに大きく二つの画面が映し出される中、ゼルテン先生は、演壇上 をゆっくりと往復しながら、ゲーム理論の入門的内容について具体例に 即して丁寧に説明をしてくださいました。エスペラントを使っての説明 でしたが、長町教授(徳島大学)の明解な通訳により、聴衆にはたいへ んわかりやすい講演になりました。講演は予定の時間を20分間もオー バーしましたが、聴衆は最後まで熱心に聴き入っていました。
講演のあと、香川大法学部の会議室において、香川大学の研究者との 懇談会が開かれました。ゲーム理論を研究し授業でも教えている専門家 がゼルテン先生に忌憚のない質問を行いましたが、ゼルテン先生はどの 質問に対しても懇切丁寧に回答されていました。長時間の講演会を終え たところで、お疲れであったにもかかわらず、1時間を越える懇談に応 じてくださったゼルテン先生にこの場を借りて改めて感謝の意を表した いと思います。
ラインハルト・ゼルテン教授の色紙
ラインハルト・ゼルテン教授から一井香川大学長に贈られたエスペラントの色紙です。
ゲーム理論について講演するために香川大学を訪問できたことは私にとって大きな喜びです。ご当地の大学生
活についてお聞きして、好印象を受けました。大学、およびここで働いておられるすべての方々に、繁栄と学問
上の成功があらんことを願っております。
ラインハルト・ゼルテン 2007年8月2日