home > 教育・研究 >講演会・シンポジウム> 講演会「社会保障と税の一体改革」
4月25日(水)14時40分から、経済学部E31講義室において、学部講演会が開催されました。 講師は財務省主税局調査課税制調査室長の高田英樹氏、演題は「社会保障と税の一体改革」でした。
高田氏は、近年の社会と経済の変化から説き起こされ、社会保障と税の一体改革がなぜ必要なのかについて順を追って話されました。 高田氏は、社会保障を維持・充実させ、財政を健全化させるためには、税制の抜本改革が欠かせないことを力説されました。 今後、消費税は社会保障財源となり、社会保障4経費(年金、医療、介護、子育て)にのみ充当されます。 また、消費税が2014年4月に8%、2015年10月に10%と段階的に引上げられる際には、低所得者への配慮が欠かせません。 具体的には、社会保障と税の共通番号制度を前提とした給付付き税額控除が導入される予定です。
最後に、活発な質疑応答がなされ、1時間30分の講演が終わりました。講演会には100名近い学生たちが参加し、熱心に話を聴いていました。