観光・地域振興コース
地域の資源を活用し、持続可能な地域づくりに貢献する。
経済学・経営学をベースに、まちづくり論や観光学概論、地域活性化論などにより、地域資源の活用方策や持続可能な地域のあり方について考える基礎的能力を身につけます。さらに、教室での学びとプロジェクト活動等を通じた現場での実践を通じて、地域振興に必要な実践的能力を身につけます。進路としては、公務員(観光振興、地域政策)、観光業(交通・宿泊含む)、地域企業(メディア、金融、起業)などがあげられます。
想定される進路先
- 公務員、公益法人(観光・地域振興関連)
- 観光業(交通、宿泊含む)
- 広告メディア、不動産、電力、鉄道
- 地場産業、地域起業家
etc.
※高等学校教諭1種免許状(商業)
観光・地域振興コースのポイント
01 観光を客観的に捉える洞察力
フィールドワークや文献調査を通じて収集したデータをもとに、観光者の行動や地域の課題を分析し、問題改善や地域振興に活用する能力を実践的に修得していきます。
02 企業・自治体と連携した観光研究
四国を代表する企業や各自治体などと連携して県内各地の観光に関する調査研究を行います。経済学や経営学の知識を実践を通じて学び、さらに社会に出てからの実践的な課題解決力が身につけられます。
03 アイデアをカタチにする実践力
観光や地域振興策を提案する上で、地域資源を活用するクリエイティブな発想力も必要となります。他所での事例研究に留まらず、県内をフィールドとした現場での実践を通じて、柔らかい創造性を鍛えます。
ゼミの魅力や雰囲気をご紹介!
【古川ゼミナール】
古川 尚幸 教授
実践を通じた研究・教育で
地域の未来を創造する
古川研究室では、商品学の視点から、「商品」・「環境」・「地域」をキーワードに、持続可能な観光や地域づくりについて、実践的な研究・教育を行っています。これまでに、直島地域活性化プロジェクトやBonsai Girls Project、学生ESDプロジェクトSteeePなど、香川大学を代表するような、学生が主体となった数多くのプロジェクトを生み出してきました。企業や自治体、住民のみなさんとともに、様々な地域課題に対して、これからもチャレンジし続けていきます。
【西成ゼミナール】
西成 典久 教授
まちづくり・デザイン研究室へようこそ!
持続可能な地域を目指して
西成ゼミでは「デザイン」をキーワードに、地域の魅力創造・課題解決に取り組んでいます。環境と民主主義が危機に陥るなかで、持続可能な地域づくりを「暮らし」「愉しみ」「場所」から見つけていきたいと思っています。具体的な実践内容は、連携先と共に学生も交えて協議しながら進めています。これまでは、香川県農村整備課、高松市観光交流課、県内市町、有機農園、地元企業などと連携しており、毎年連携先も増えています。
【二ツ山ゼミナール】
二ツ山 達朗 准教授
観光フィールドでの
活動や調査から
現代社会の課題を考える
二ツ山研究室では、観光のフィールドに積極的に関わることで、現代社会の課題について考えてゆきます。具体的には、3年生では香川県内の市町村や企業とプロジェクトを行うことで、実践的に観光開発に関わる活動を行ってきました。4年生では各学生が研究テーマを考え、その問いに実証的に答えるために、インタビューや参与観察などのフィールド調査を行っています。このように、さまざまなかたちで観光の現場に関わることで、社会現象を分析する思考力を養います。