経済・政策分析コース
経済学の理論や実証から、人びとの幸福の達成に向けた提言を行う。
経済学の理論的・実証的手法を体系的に修得し、複雑な経済現象の本質を論理的思考に基づき理解する能力を養います。 その上で、人びとの幸福の達成に向けて、経済のメカニズムを分析し、日本経済および世界経済の課題やそれに対する政策の検討を行います。 さらには提言を行うための課題探求・解決力、コミュニケーション力を身につけます。進路としては、公務員、企業の調査分析部門などがあげられます。
想定される進路先
- 国家公務員
- 地方公務員
- 企業の調査研究部門
- 金融機関の調査分析部門
etc.
※高等学校教諭1種免許状(商業)
経済・政策分析コースのポイント
01 ロジカルシンキング
経済学の理論と実証を十分に学び、それらを活用して、現代経済社会の諸問題を分析するために求められるロジカルシンキング(論理的思考)の力を身につけます。
02 政策を立案する能力
多様な個人や企業が相互に影響し合う経済社会において、人々の幸せな暮らしを実現するための経済の仕組みについて考え、望ましい政策を立案する能力を養います。
03 経済社会を見通す力
ロジカルシンキングを通して、複雑に絡み合う経済社会を広く深く見通す力を身につけます。この見通す力を、公務員や企業・金融機関の調査分析部門への就職に役立てます。
ゼミの魅力や雰囲気をご紹介!
【岡田ゼミナール】
岡田 徹太郎 教授
課題発見・課題探究型の
経済政策研究
岡田ゼミでは、経済政策について、産業の盛衰と結びつけ、歴史的な比較や、国際比較を通じて、課題発見・課題探究型の研究を行っています。文献・資料のなかから、ゼミ生自身が課題を見つけ「発見カード」を作成して持ち寄り、グループで対話を行います。発見・知見を交換し、新しい探究に繋げるのです。学びの成果は、2024年現在、Google,Yahoo!,Bingいずれでも"経済政策研究"と検索すると香川大学岡田研究室が一番上にヒットするほど顕著に表れています。
【天谷ゼミナール】
天谷 研一 教授
ゲーム理論で戦略的思考の
センスを磨く
私たちの日常生活やビジネス・政治の場では、人々の行動は相互に影響を及ぼしあっています。そこでは相手の出方を読みながら意思決定を行うことが不可欠です。このような「戦略的意思決定」、すなわち「駆け引き」を分析するのがゲーム理論という学問です。ゼミではテキスト講読などでゲーム理論の考え方を習得するとともに、ケーススタディ・グループディスカッション・卒業論文の作成を通じて自らゲーム理論を使いこなせる力を養います。
【福村ゼミナール】
福村 晃一 准教授
経済学の
応用分野を味わう
公共経済学や地域経済学などの応用経済学の知識や考え方を深めるゼミです。まず、応用経済学の教科書をゼミ生で分担して読む輪読を行います。それによりミクロ・マクロ経済学での学びを発展させ、都市、地域、労働など身近な事柄や政策に関する分析手法と知識を学びます。次にそれらの学びを基に、各自の興味関心に沿ってグループでゼミ論文を作成します。その際、必要なデータ収集やそれらの分析・解釈の方法などの実践的内容も学んでいます。