地域活性化を担う人材養成プログラム開発
経済学部が実施するプロジェクトが「2008年度 特別教育研究」に採択されました。
概要
- プロジェクト名 「地域活性化を担う人材養成プログラム開発
―まちづくりマインドの醸成を目指して―」 - 支援期間 2008年度~2011年度(4年)
- 支援総額 約1,400万円
プロジェクトの趣旨
まちづくりマインドを持った地域活性化を担う人材を養成する教育プログラムを開発します。従来の「座学中心の教育」から「地域活性化の現場での実習」を中心としたプログラムにシフトすることで、理論と実践が結びついた、より効果的な人材養成を目指します。
プロジェクトの目的、必要性・重要性、期待される効果
目的
地域活性化を担う人材に欠かせない「経営能力」、「コミュニケーション能力」、「まちづくりマインド」を養うことにより、地域活性化を担う人材を養成します。
必要性・重要性
地方における大きな課題の1つは地域活性化であり、そのなかでも特に大きな問題は、実際に地域活性化を担う人材の養成です。この社会的ニーズに応えるためにも、地域活性化を担うことが可能な即戦力となる人材の養成は、必要かつ緊急の課題です。
期待される効果
学生を地域に連れ出すことにより、座学で学んだ理論を現場で検証することができ、地域活性化の現場を肌で体感することで、座学では得ることができない「まちづくりマインド」を養うことが可能となります。また、企業、自治体、住民、大学が協働して地域活性化について取り組み、これらの有機的な連携を大学が中心となり行うことで、地域の活性化や大学の地域貢献が期待できます。
これまでの取組
本学では、2005、2006年度に経済学部プロジェクトとして、また、2006年度に香川大学地域貢献推進経費プロジェクトの1つとして、「香川大学生による直島地域活性化プロジェクト」を採択しました。その成果として、2006年度に学生が主体となり運営するカフェ「和 cafe ぐぅ」を直島(香川県直島町)にオープンすることができました。現在、このプロジェクトでは、このカフェを継続的に運営するとともに、このカフェを拠点として、地元企業、地元自治体、観光協会、住民団体などと連携し、様々な地域活性化を目的とした活動を行っています。
また、経済学部においては、2006、2007年度に直島をフィールドとした専門科目「(特)地域活性化研究」を新規に開設しています。この授業では、学生が能動的に島内の調査を行うことで、いま直島が抱えている様々な問題を自ら発見し、それらの問題に対する解決策を直島住民に向けて自ら提案する機会を設けています。2006年度については、地元自治体、観光協会、住民団体など関係者はもちろん、直島を訪れた観光客などの聴衆のもと、直島において地域活性化研究報告会を開催しました。