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学生の取り組み+学生インタビュー

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学生の取り組み+学生インタビュー

官民協働海外留学支援制度~トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム~ ドイツ

Question.1 具体的にどのような活動をされる予定ですか?

 私の留学の目的は、ドイツで地域密着型サッカークラブの運営を学び、香川県高松市にホームタウンを置くJ2所属のサッカークラブ「カマタマーレ讃岐」に適応できるような運営モデルを考案することです。
 現在、カマタマーレ讃岐は、香川県や高松市から補助金を貰うほどの財政難で、昨年度の1試合当たりの平均観客動員数は3,318人でJ2最下位でした。私たち宮脇研究室の学生は、この現状を改善するために、香川県庁や高松市役所、県内の高校生と共に、集客イベントの企画・運営や試合会場の運営ボランティアを行ってきました。こういった活動をしていく中で、私は、カマタマーレ讃岐や地域に対する愛着が湧くと同時に、私の大好きなサッカーを通じて、社会に貢献できる喜びを感じることが出来ました。その後、以前から希望していたドイツへの留学を、自分のためだけでなく、地域のために活かすことができるのではないかと思い、これを留学の目的にしようと考えるようになりました。
 私は、この留学の目的を達成するために、2015年9月からの約1年間、ドイツで大きく2つの活動を行う予定です。
 まず、1つ目の活動は、香川大学経済学部の協定校であるラインマイン大学で、ドイツの経営学を学ぶことです。ここでは、大学で開講される授業を通して、日本とドイツの経営学の違いやドイツのサッカークラブ運営の基礎を学びたいと思っています。
 次に、2つ目の活動は、日本代表の長谷部選手や乾選手が所属するドイツのサッカーチーム「アイントラハト・フランクフルト」でインターンシップを行うことです。週末に、クラブの日本語版公式ウェブサイトやツイッターの更新、日本人向けに行われるホームスタジアムのツアーなどを担当し、ドイツのサッカークラブの運営を間近で体験したいと思っています。
 私は、この2つの活動を通して、学術的な側面と実践的な側面から、ドイツのサッカークラブの運営を学び、カマタマーレ讃岐に活かすことができるような運営モデルを考案し、地域をサッカーで盛り上げていきたいと思っています。

Question.2 このプロジェクトに応募した理由は何ですか?

 私が「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に応募した理由は、大きく2つあります。
 まず、1つ目の理由は、留学に対して、手厚く支援して頂けるからです。私が、留学する上で、一番不安だったことは、費用の問題でした。私が行う留学は、香川大学経済学部の協定校への交換留学であるため、留学先に授業料を支払う必要がなく、他国への留学よりも比較的安く留学ができます。しかし、現地の物価は、今住んでいる高松よりも少し高く、語学力の問題でアルバイトもできません。また、留学後には、就職活動があるため、それにかかる費用も頭に入れておく必要がありました。そういった心配をしている中で、手厚い支援をして貰える奨学金制度を探していたところ、見つけたものが、この「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」でした。この奨学金制度に採択された学生は、留学にかかる授業料最大30万円、渡航費最大20万円、毎月10万円~20万円の給付型奨学金が支給されます。私の場合、この奨学金で留学費用のほとんどを賄うことができるため、費用に関する心配も解消することができ、より良い留学生活を送ることができると思い、このプロジェクトに応募しました。
 次に、2つ目の理由は、自分自身の成長のために、海外で何かに挑戦してみたいと思ったからです。私は大学1年生の春休みにイギリスへ3週間、大学2年生の夏休みにフィリピンへ4週間、短期留学をした経験から、異文化に触れることの面白さを知り、ただ漠然と「長期で留学をしたい」と思っていました。そのように考えていた私が、今回、具体的に留学の目的や計画を立て、海外で何かに挑戦したいと思うようになったきっかけは、宮脇先生のゼミナールでした。宮脇先生のご指導の下、大変な就職活動に追われながらも、親身になって後輩を指導して下さる先輩方や、目標を持って一生懸命ゼミナール活動に取り組んでいる同期のゼミナール生を見ると、目標も持たず、ただ単に海外へ「遊学」しようとしている自分に危機感を覚えました。また、宮脇先生から先生が留学した時のお話やアメリカやブラジルのご友人との面白いエピソードなどをお聞きしたり、留学から帰ってきてからの就職活動を相談したりしているうちに、考え方や取り組む姿勢を考え直すようになりました。そして、自分自身の成長のために、目標を持って海外で何かに挑戦しようと思い、このようなプロジェクトに応募する事を決めました。
 以上の2つが、「トビタテ!留学JAPAN日本代表プログラム」に応募した理由です。

Question.3 今後の目標を教えて下さい

 まず、帰国後の大きな目標は、留学経験を活かして、カマタマーレ讃岐の観客動員に貢献することです。具体的には、観客動員数世界1位を誇るドイツのサッカーリーグが行っている集客術やその背景を学び、そこで得た知識や経験を、カマタマーレ讃岐の集客イベントに取り入れたいと思っています。また、現時点(2015年8月19日)で、1試合当たりの平均観客動員数が3,708人なので、目標を5,000人に設定し、イベントの企画・運営だけでなく、宣伝や広報など、幅広く活動に携わりたいと思っています。
 次に、私がこの留学を通して経験した事を、ゼミナールの仲間や友人など、私が関係する人たちのために活かすことです。例えば、今回の応募に際しても、宮脇先生や就職直後のOBの方にも、連日夜遅くまで書類作成やプレゼンテーションの準備などをお手伝い頂きましたし、切磋琢磨しているゼミナールの仲間には常に刺激をもらってきました。両親を含め、身近でお世話になったそのような方々への恩返しは勿論、私が関わる人たちに、どんな形でもいいのでより良い貢献をしていきたいと考えています。

在学生

武村昂紀さんProfile

武村昂紀さん(3回生 取材時〈2015年8月〉)

所属学科:経営システム学科
出身地:愛媛県
出身高校:愛媛県立三島高等学校

カテゴリー:在学生

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