経済学部ブログ
第23回なえどこ夜教室「小出版社で働く~『せとうち暮らし』で地域を盛り上げる~」を開催しました
2015年5月22日
2015年5月14日(木)、瀬戸内の島々を紹介している雑誌『せとうち暮らし』を出版しているROOTS BOOKS代表小西智都子さんをお招きし、講演していただきました。今まで開催してきたなえどこ夜教室で一番多い約50名の方に参加していただき、大変盛り上がりました。
講演の前半では、瀬戸内海の島々について写真を使ってお話していただきました。それぞれの島の良さや特徴など、何回も島に足を運んでいるからこそ分かるお話をしてくださいました。また、小西さんが瀬戸内海は「道」であって瀬戸内で生活する人々が行き交う場であるとおっしゃっていたのが印象的でした。今までとは違った視点から瀬戸内海を見ることができました。
後半では、『せとうち暮らし』の作り方、出版業界の今、出版関係の就職希望者へのアドバイスなど貴重なお話をしていただきました。いい文章を書いて自分の思いを伝えるためには、聞き上手になることが大切だとおっしゃっていました。せとうち暮らしは「取材」と「カウンセリング」の間の「聞き取り」を行っています。そうすることで、語り手と聞き手とが一緒の世界で物事を見ることができるので、よりその人のことを「伝える」ことができるそうです。
ワークショップでは、「伝える」というテーマでプチライター体験を行いました。一般的な「取材」とせとうち暮らしが行っている「聞き取り」を2人1組で体験しました。「取材」では、よく自己紹介などで言うような所属や出身、趣味などを質問する方が多かったように感じられました。「聞き取り」では、話し手のすきなことを話すので、話が広がりよりその人がどんな人か伝わってきたように思います。
瀬戸内という地域の魅力を『せとうち暮らし』で発信する小西さんの熱い思いが伝わってくる、とても楽しいイベントとなりました。
次回の『なえどこ夜教室』は、6月26日(金)に今治の農協で直売所を運営しているさいさいきて屋代表西坂さんにお越し頂きます。多くの方の参加をお待ちしています!
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