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教員&研究室紹介11(加藤美穂子研究室 専門分野:福祉経済論)

2016年6月 6日

経済学部教員及び研究室を順次紹介しています。
第11回は加藤美穂子研究室の紹介です。
  ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆ ☆

教員からの研究紹介:加藤 美穂子(経済学科)

 加藤研究室の専門は、福祉経済論です。私は福祉政策を中心にアメリカと日本の政府間行財政関係を研究しており、ゼミでは主として日本の福祉国家システムについて勉強をしています。
 日本は第2次大戦後、豊富な若年者人口と高い経済成長率といった好条件の下で、社会保障制度や地域間再分配を中心とした福祉国家システムを構築・拡充してきました。しかし現在では、少子高齢化や人口減少、グローバル化による国際競争の激化など日本の経済社会を取り巻く環境は大きく変わり、20世紀後半に構築されたシステムを21世紀的な条件下で持続可能なものに改めることが重要な政策課題となっています。ゼミでは、自分たちが住む社会に対して関心を持ち、その課題を検討するために必要な知識と論理的思考を修得することを目指しています。
 ゼミは、4年生も3年生もともに、和気あいあいとした元気で活発な雰囲気です。ゼミ生には、自分のベストを尽くしながら、充実した大学生活を過ごしてくれることを期待しています。


学生からのゼミ紹介:越智 大樹 君(4年生)

 私たち加藤研究室では、「福祉経済論」を専門として、日本の社会保障制度の現状や問題点を各自が研究し議論を行っています。日本は他の先進諸国と比べても少子高齢化の進行はとりわけ速く、子どもや若者の人数に対してお年寄りの人数は大きく増えています。厚生労働省の推計では2060年には、人口は8,674万人にまで減少する一方で、65歳以上は全人口の約40%となると見られています。そういった中で今後どのような形の社会保障が必要なのか、公的機関の資料などを詳細に読み解き、財政学、経済学を用いたアプローチを試みています。
 私たちの研究室は昨年度開講されたばかりの新しい研究室ですが、皆仲が良く、学生と先生の距離も近いので、深い議論ができていると思います。

         《3年生》                       《4年生》

3年生

4年生



  ☆☆☆ これまでに紹介した研究室 ☆☆☆   No.1 原直行研究室    No.2 天谷研一研究室
                         No.3 古川尚幸研究室   No.4 髙橋明郎研究室
                         No.5 岡田徹太郎研究室  No.6 青木宏之研究室
                         No.7 水野康一研究室   No.8 大野拓行研究室
                         No.9 向渝研究室     No.10 大賀睦夫研究室



カテゴリー:教員&研究室紹介

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